階級の上昇:労働者から専業投資家へ – 渡米12カ月の雑記

プロフィール

Amazon USで働き始めて12カ月。あっという間だっという感覚と、苦難の連続だったという記憶が交錯する中で、渡米前に決めていた目的と目標を着実にこなしてきました。次の1年は少し長期的な視点でアメリカでの人生設計を立てつけていきます。この記事では、自身の投資歴を簡単に振り返りつつ、5ヵ年計画更新の折に今現在考えていることをまとめます。

忙しい人向け – この記事の要旨

書きたいことが山盛りなのでこの記事は長くなると思います。忙しい人向けに要旨をまとめます笑

・米国生活初めて1年、思ってたより100倍快適だった。環境と家族・周囲の方々のサポートに心から感謝

・次の5か年計画を更新。人生、自分がやりたい通りに生き尽くす。やりたいこと沢山ある。特に子育て。このブログでずっと発信してきたように医療介護分野の仕事をやりたい。でもそれ以外の研究とビジネスも。

・実は私は投資が得意。5年以内に216億円の資産を築いてFireする目標

・子供たちの成長が目覚ましい。親として、その成長速度を超える必要がある

渡米12カ月 – 安定、将来

非公開の下書きを含めて、1年前から毎月自分が書いた文章を残して本当に良かったと感じます。渡米直後から書いていた当時考えていたこと、家族以外にはとても言えないけど直面していた苦難、絶対に乗り越えてやると腹をくくって打ち込んだ日々、楽しみにしていた家族との再会や子育て。自分の人生なのに、誰かの物語を読むような感覚で楽しんでいます。

以前の記事で、私が仕事において定例会議の議事録を3か月先まで事前に作り、そこから逆算する形で自分や人をリードする旨を書きました。この習慣は新卒2年目ごろから現在も続いており、特に自分のビジョンや目標設定においては、1年先に公開することを念頭においた記事も書いています。下記は渡米から1年後、つまり今の時期に公開することを想定して2024年4月に書いた記事の一部です。当時、私はちょうど1年後に昇進している想定でしたが、これは残念ながら未達です。。。笑

実はこの記事は今から約1年前、2024年4月26日金曜日の19時に書きました。日本では時差16時間を考慮すると今頃4月27日土曜日で、人によってはゴールデンウィークで最大10連休という時期です。妻と子供たちは義実家に連れて行って頂き軽井沢に旅行中だそうです笑 世間では1ドル156円から一気に158円まで急速に円安が進んだことで大騒ぎになっています。最も、この記事を書いているときは「日本終焉」「円が紙くずになる」「ペソやリラと同評価」と言われていますが、この先どうなるかは書いている私にも分かりません。

私にとっては渡米して1か月が過ぎました。この時期に、「渡米して1年で昇進するためには、こういうことを実現しなきゃいけない」と思いながら書いています。「成功モデル」と意気揚々に説明した上述のアメリカでの生き方の方針は、先ほど仕事の休憩がてらスーパーに寄って食材を購入した帰り道、今日の会議の録音を聴いて英語の勉強をしながら考えました。未だ成功もクソもなく、とにかく英語ヤバすぎる。。。な状態です笑

(中略)

そしてアメリカに来る前、実は5年先まで年次の台本を書きました。当時はまだ次女が生まれておらず、振り返ると子供が産まれると大いに人生設計や時間の使い方が変わるため、人生は想定通りにはいかないものだと感じます。ただ、この台本に基づき準備が整った折、多分グリーンカード取得後、私は休職か退職して半年ほどアメリカを離れる予定です。その後日本に戻るかアメリカに残るかは未定です。これまで沢山の伏線を仕込んできたこの人生、この後どうなるのか、自分もワクワクするし、その人生の顛末を他の方に見て頂くのも楽しみです。

当初の志の通り、私は日本の医療介護制度を変えるためにアメリカのAmazonまで来ました。でも、私が世界に対して仕掛けているのはそれだけではありません。きっと「歴史に挑戦する」とはこういうことなんだろうと日々噛みしめながら毎日を丁寧に生きます。

意識高いなあ。恥ずかしい。。。笑 自分は1年後こうなっていたい、周囲の環境はきっとこうなっているだろう、ネクストアクションはこれだ、xx月xx日までにxxx を達成する。こういったことを前以て書いておくのは、AmazonのPRFAQがごとく、逆算することにおいては非常に有効な習慣なので人に薦めたいと常日頃考えています。

参考:日経ビジネス アマゾンの企画書 もしも「空飛ぶクルマ」を発売するならば?

計画は必ずしも計画通りに進行しないものの、自分のリソースや想定されるリスクに優先順位をつけ、自分が満足・納得できる程度に人生をコントロールする意味では非常に精神的安定性に寄与すると思います。

出典:【アメリカ】米国“ハマス支援の外国人留学生ら”300人以上のビザ取り消したか / トランプ関税「車に追加25%」 日本の自動車産業は“不安の声”──国際ニュースライブ(日テレNEWS LIVE)

そして先日、会社のComp review(給与査定)があり、実は最高評価を頂いていたことを知りました。そりゃあんだけ働いてたからな笑 一時期はチーム6人が私1人になり8人のPMのデータ周りのサポートをする必要があり、毎朝5時には出社・深夜1時退社くらいしてました。

常に不足するリソースを体力と根性でカバーする脳筋な日々でしたが、それを評価頂けたことは正直なところ非常に嬉しく、そしてお給料の上がりがえげつなく、やはりアメリカは夢があるなあと感じました。

昨今の政治的情勢含め、引き続き心配事は絶えずリスクと隣り合わせであることを意識する毎日ですが、家族や周囲のサポートもあって快適な日々を過ごしています。正直私は日本にいた頃より今の方が生きやすいかも。本当に本当に支えてくださっている方々に感謝。

5ヵ年計画の更新 – 労働者階級からの脱却

アメリカで1年生き残りました。とても「順応できた」とは言えませんが、正直非常に快適な感覚を抱いています。渡米前に抱いていた様々な不安は解消され、そしてその殆どは周囲の方々のサポートのおかげでした。本当に環境と人の優しさに恵まれた1年だったと思う、本当に感謝。

こうした学部生にしては結構熱心に研究・活動を行った中で、医療介護政策は非常に重要ではあるものの財政上、そして利害関係の調整の視点から非常に運用が難しいことを学びました。詳細は別記事で解説しようと思うものの、フュックスや二木先生の医療経済学の影響を深く受けた私は、民間ほど人命を無視して費用対効果を追求することはせずフリーアクセスを実現しつつ、かといって公的機関ほど財政に甘くない、そして政治的しがらみから離れたところで運営される、国家規模で持続可能な民間の医療介護制度の実現を考えるようになります。

(中略)

そして私は、Amazon Careというプログラムが当時米国社内で試験運用されていることを知り、このプログラムが将来本格化する際に事業戦略側に入るための未来像を考えるようになり、日本でlogistics部門に入ってデータ分析やPMなど必要な力と実績を得つつ米国本社に国際異動する計画を立て、実行に移すべくAmazon JPに転職しました。

上述の通り、渡米前に作っていた5ヵ年計画を更新しました。アメリカに来た目的は様々ですが、まずはAmazonでヘルスケア事業を行うこと、これが念頭にあります。国家を代替し得る医療界保護権制度を作り日本に展開する、そのためにAmazon Japanに入社し、2022年8月にAmazon USで展開されていたAmazon Careのポジションの選考を進んでいた途中に同サービス終了、その後頂いた3つのUSポジションの内定は2022年11月のhiring freezeで白紙。大規模なlayoffの嵐を耐え、2023年10月にようやく掴んだUSへの国際異動でした。

アメリカに来ていくつもの想定外がありました。いずれも良い方向で想定が外れており、AI等の技術革新等も相まって、医療介護含むUSで私がやりたかったことを前倒しで進めることができる見込みが立ちました。

これを受けて5ヵ年計画更新の折、次の5年で自身の時間の使い方を変えるべく、労働者として生きることを辞める、いわゆるFireの目標期限を作りました。自分自身の手で医療介護政策を日本まで届けたい気持ちもありますが、現在得ている情報から鑑みるにそれができるかどうかは分からないため、計画を立てるにおいてはFireのタイミングを先に決めました。

Fireする際には216億円の資産を作る、これが私が今までコミットしてきた目標金額です。この金額は母が生前からよく口にしていた母の目標金額で、なんだか言霊(ことだま)というものの力を感じます。母が発した言葉は私の心の中で生き続ける、不思議な感覚です。

ちなみに、この216億円の使い道は既に決まっており、私の現在の生活水準を上げるためには殆ど使わない見込のため、引き続き低水準賃金でのギリギリな生活が続いていくと予想されます。。。いつになったら裕福になるのか。。。

というよりも、この216億円って目標はどこまで現実的なのか?という話ですが、まあ5年あれば到達できるかな、という目標値です。達成の期限にはまだコミットできないけど、決して非現実的な数字ではないと考えています。

私の投資歴

群馬の貧農で育った私は、この金額がいかに大きな金額かを知っています。私の父は貧困家庭ゆえに大学学費免除になったくらいでした。貧しく育てられたが故に、どんなにお金を稼いでも貧しく生きてしまうものです笑 

詳細は自己紹介の記事にありますが、リーマンショックを機にFXと経済学にドはまりし、結局2浪して大学進学が決まるも、東日本大震災で入学式が延期。そのままいてもたってもいられなくなり、結局2年休学して被災地で活動しました。

こうしたやりたい放題過ぎる人生に両親は激怒し勘当されました笑 浪人時代の予備校費用・生活費を請求され、私立大学の学費と自分の生活費は自分で工面する必要がありました。当時はまだまだFXでは全然勝てず、私が幼少期に祖母から教わって獲得した生産手段である天然石の売買で学費払って生計を立てつつ、塾講のバイトでFXの原資を稼ぎました。

出典:フリステwalker 入試情報室より【勢いのある大学図書館はどこだ?】

慶應大学は本当に良いところで、蔵書数においては他大の方が上ですが、特にSFCキャンパスに置かれる(マユツバ・トンデモ系含む)最新の出版物を取り寄せて読むことができ、私は本格的に投資分析手法を学んでいきます。

初めて触れた本格的な投資本はこれで、その後MQLを学んでEA(自動売買ツール)を自力で開発・実装・運用できるようになりました。当時は移動平均線・RSI・ボリバン等のインジを組みわせる自動ロジックが主流だった気がしますが、私の知る限り2016年前後で機械学習手法が主流となり、こうした旧来のトレードロジックは衰退したように感じます。

画像出典:OANDA証券 ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせたトレード手法

沢山の通貨ペアとトレード手法を試しましたが、まあ大体失敗してました笑 初心者なんてそんなもんです。バイトの給料振込日に全部つぎ込んで一瞬で溶かし本当に生活費がなくなってしまって、ご近所のお店の店長にお願いして草むしりさせて頂き、抜いた草を持って帰って煮て食べたりもしました笑 本当に極貧慶應生だったと思う。

そんなある日、私はたまたま買った南アフリカランド(ZAR/JPY)に高いスワップポイント(金利)がついていることに気づき、闇雲にトレードを繰り返すよりも、とにかくレバレッジを上げてランドを買いまくって長期保有するプランを立てます。当時、国内の証券会社はレバ25倍が上限でしたが、海外の会社を使うことで1000倍くらいまで取引できることを知り、とにかく買いました笑

出典:海外FXセレクト 海外FXおススメ業者比較ランキング

この辺に紹介されている海外取引所はほぼ全て口座を開設しました。余談ですが、勝って儲けて出金額の合計が1億円を超えるあたりで、どこの取引所も大体口座凍結・出金停止になります。誰も教えてくれませんでしたが、「口座凍結されたことがある」というのは、ある種トレーダーの腕を測る指標の一つです笑

レバレッジが大きいほど急激な値動きに耐えられず当然証拠金が足りなくなり、でもここで損切するわけにはいかない、と消費者金融も活用してとにかくお金をつぎ込みました。今思い返すと結構危ない綱渡りだった。

出典:毎日新聞 アベノミクスは「買い」だったのか 高まる副作用への懸念

そんな試行錯誤を繰り返していたあの時期。今でも忘れません、2012年12月に第二次安倍政権が発足して以降、所謂アベノミクスへの期待から為替は総じて円安傾向になり、私の長期保有銘柄はかなり安定してスワップを稼ぐことに成功し、ここで一定の富を得ます。

また、慶應大学は不思議なところで、不思議と金の匂いに敏感な人たちが繋がり情報交換をするようになり、私が次に買い始めたのは仮想通貨のXRP(リップル)でした。まだBTC(ビットコイン)すら全く胡散臭い、誰が買うの?レベルの代物で、当時XRPは1桁円台でしたが、私は当時親しかった人たちの紹介もあり結構な金額を投資しました。

出典:COINPOST XRP400円突破、2018年1月以来の過去最高値(円建て)更新

これが後に大暴騰し、2018年1月に300円に達したところで利確、これだけで2桁億円の利益が出ました。なお、この爆益は結局その後の取引損失と税金の支払いでほぼ全て消えました笑  悪銭身に付かずとはまさにこのこと。。。

ただ、こうした仮想通貨バブルで周囲には2桁・3桁億円稼いだ成り上がりの方々が多くなり、皆様それはもう派手な生活を謳歌されていました。一方の私は2017年4月から社会人となり、一定の資産を得た後も労働者として働き続けました。現在までも。

真っ当に働く姿を親に見せたかった等の理由はありますが、最大の理由は専業投資家として生きていくことが非常に怖かったことにあります。爆益を上げたトレード手法がすぐ通用しなくなったり、爆益・爆損が繰り返されたり。

大きな変動を見せるチャートを毎日チェックするのは肉体的・精神的にも大変で、それよりも「働く」という投資手法は、投資した時間をスキルと実績に変換させることで着実なリターンを得ることができる安定資産だと感じ、しかも「社会的信用」まで得られる魅力的な商品でした。

投資家界隈には多くの出会いがありました。ある日、「資産2桁億円以上の方セミナー」に誘われて行ってみると、イギリスの某大銀行のお偉いさんが来て租税回避施策としてセーシェル諸島に法人設立を斡旋していました。タックスヘイブンです。

私は社会人として真っ当に生きるつもりでいたし、正直このセミナーが本物かどうか判断できず何もせず退席しましたが、このときに世界の構図を知りました。そうか、富裕層には税金を払わないスキームがあり、それを取り締まっていると謳っている側が制度活用をリードしているのか、と。

出典:映画 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

機動戦士ガンダム『閃光のハサウェイ』には、全ての決済の支払いを政府が持ち、その代金の出所を追跡できないという決済カードが登場しますが、私はこれに非常によく似た機能を持つカードを知っています。実物を見せて頂いたときは半信半疑でしたが、数年後にこの映画でこのように語られてハッとしました。実在したのか、と。

当時私が伺った話によると、某国の王族や世界的に著名な作家など、既に多くの方がこのカードを利用しているとのこと。今改めて考えると、おそらく技術的には利用履歴や資金の出所を追跡することは可能、でもそれに課税することがどこの国にも非常に難しい、という類のものだと想像します。

出典:投資を楽しむ ピケティ「r>g」の世界に抗うための株式投資

話を私の投資歴に戻しますが、こうして私が投資の世界で学んだことは、はり世界は極めて不平等だということです。こうした世界の中で我を通して世界に革新の一石を投じるためには、自分が力を手に入れるしかない。こうして私は自分がやりたいことを実現するために莫大な金額を稼ぐことを決意し、今に至ります。

なお、この間にも沢山の詐欺師や商材屋にひっかかり、それはもう大量のお金を失いました笑 やはり失敗して痛い目を見なければ、正しい物や本物を見極めることはできないものです。

昨今、コロナ禍・NISAを経て「オルカン等に突っ込んでおけば誰でもお金が増えるような潮流にある」と思われがちです。例えば2024年相場は常に右肩上がりで、大衆にそれを錯覚させる絶好のチャンスだったように思えます。こうした動きにある種の気持ち悪さを感じ、私は昨年末にこの辺から撤退したため、2025年1月以降のトランプ政権による関税騒ぎには殆ど影響されずに済んでいます。

最も、これは私の投資の先行き判断が正しかったという話ではなく、当初私が想定したシナリオならこの1-2年でもっと大きな暴落になると思っており、こうした波に囚われないように次の投資先を選んでいます。

将来に「確実」はありませんが、5年以内に216億円を達成することは非現実的ではないレベルまで来ました。引き続きリスクを取り続け挑戦し続けます。

子供たちの成長 – パズル、物語への興味

長女が3歳になりました。以前書いたとおり、3歳からは「稼育」と称して年3000万円をコンスタントに稼ぐ投資手法を教えていきます。某中受予備校や早期教育/幼児教育の現場で教えていた私は、子供に教えつつ子供から学ぶことに非常に関心があり(というか子供の目線や解釈・思いもよらない行動がメチャクチャ楽しいので笑)、普段子供たちの変化を注意深く観察しながら子供たちに私が教えたいことを伝える教材の開発のことを考えています。

「投資」を教えるにあたっては、市況の判断シナリオ作成が肝になるわけですが、前者は膨大な知識、後者は数学的情報処理が不可欠で、特に後者は3歳児にはとても理解できません。

一方で、私が3歳ごろから祖母から受けた天然石の売買におけるトレーニングを思い返すと、例えば3×3の木箱で石が9つ入ることを「暗記」させたり、石の真贋判定においては鑑定手順と結果を「暗記」させたりと、理解より記憶に重点が置かれていたように振り返ります。

長女にも色々教えていますが、例えば「時計の長針が1のときは5分、2のときは10分」と暗記させた方が結果として行動を伴うようになり、「1からの2の間に5分ずつ進む、他も同じ」と教えてもなかなか定着しませんでした。今の発達においては、ひたすら丸暗記なんだろうと感じます。

そんな状況下、投資を教える教材として「水流」を選びました。フローの概念を獲得し時系列分析を早い段階で「記憶」させます。水の流れに乗る・逆らうイメージから流水算に繋げ、時間ごとに変化するイメージを記憶させていきます。

そんな長女はパズルにドはまりしてる時期。3歳の誕生日に、妻が日本から買ってきた日本地図・世界地図パズルを与えると、それぞれ与えてから15日・13日で独力完成させるところまで丸暗記しました。妻はどうやら私の遊び道具として買ってきたらしいのですが笑、これほどまでに早く長女がマスターしてしまうとは。。。

私も面白くなって色々暗記するための歌を歌ってたら、アメリカ歴代大統領に続き、長女は47都道府県名まで覚えていました笑 次は周期表と受精卵の卵割・発生の流れを教えようかと思っていましたが、1歳を過ぎた次女が落ち葉や松ぼっくりを拾うようになってきたので、これらを題材に植生・土壌・気候を教えて気象予報士の試験問題で遊ばせるのも悪くない気がしています。

渡米から1週間が経つ頃に初めて歩いた次女は、今やすっかり歩くのも早くなり、自分の欲求に非常にまっすぐな子で、そして好き嫌い含むイヤイヤ期が本格化しつつあります。。。笑 長女のイヤイヤ期に妻とともに大変苦労させられたので、次女には大人が苦労しない程度に、諦めと抱擁を大切に臨みたいと思います。

子供の成長速度を超える – 大人の在り方

階級を向上させる、という私の認識は、世界や歴史を階級闘争の視点で見ている証拠ですが、次の時代を生きる子供たちにはこの考え方が極めて重要だと思っています。希望を持って、自分の興味関心の赴くままに生きてほしいと願いますが、現実は残酷で、貧富差拡大や先進国の「先衰」を国際社会がどのような法規制や体制で延命するのか未知数です。

私の子供たちが大きくなる頃には、AIの発達が既存の労働の概念を大きく変えていると予想しています。スキルの償還期間よりもAIの発達が速いため、「稼ぐために勉強・訓練する」という労働者の営みがペイしなくなる、そんな未来にどう生き残るか。今現在私が子供たちに託せる回答は、「労働以外の生産手段を武器にして自分のやりたいことをやる」程度にとどまります。

親の言うことに従う子供なんておらず、それは親が古い・時代遅れ・可能性を否定することしかできないと認識されるからだと思いますが、少なくとも私が言うこと・考えている未来には一考の価値があると思ってもらえるようにするためにも、私は子供の成長速度を超え続ける必要があります。

そのために必死に勉強し、子供に教え、子供を導き、そして子供より先を行く。衰えたり人生に黄昏たりノスタルジックになる暇はなく、引き続き精進し続けます。

タイトルとURLをコピーしました